危険物取扱者
という国家資格があります。
国家資格というだけあって、取得後には様々な有益になる事もあります。
今回は、国家資格であり身近な危険物取扱者について詳しく書いていきます。
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危険物取扱者って?
危険物取扱者とは、おもに危険なものを取り扱う事ができる資格です。
主に消防法などで定められている火災の危険性が高い物質を危険物としており、それらを取り扱える資格なのです。
危険物取扱者には
甲種乙種 第1類第2類第3類第4類第5類第6類丙種
以上の8種類があります。
今回は、受験者数が最も多く、ポピュラーな資格の乙種第4類について説明します。
危険物取扱者 乙種第4類とは?
乙種第4類では(以下乙4 おつよん と言います)
ガソリン・灯油・軽油・エタノールなどが取り扱えます。
これらを扱っているというと、一般的にはガソリンスタンドや、灯油を販売する車、タンクローリーなど、幅広い職種があげられます。
まず、ガソリンスタンドでは、店舗責任者を勤める事ができます。
最近増えているセルフ式のガソリンスタンドでは、万が一に備えて必ず乙4の有資格者が駐在しています。
セルフ式でなくても、ガソリンスタンドでは必ず乙4有資格者がいなければ営業できません。
灯油を販売するクルマは、普通自動車免許だけではなく、必ず乙4(もしくは甲種)の有資格者でなければ運転する事ができません。
タンクローリーも同じです。
あまり耳馴染みのない資格かもしれませんが、社会では割と活躍している資格だといえます。
受験資格は?
乙4他、乙種全般と丙種に受験資格や経験などは特に必要ありません。
強いて言うなら、受験したいという強い意志のみでしょうか(笑)
甲種のみ別になります。
甲種は全危険物を取り扱えるので、
大学等において化学に関する学科等を修めて卒業
または大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得
または乙種危険物取扱者免状の交付を受けた後、危険物製造所等における危険物取扱いの実務経験が2年以上
となります。
甲種にいたっては
なんて軽々しく受けられるものではないです。
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どうやって申し込むの?
各道府県の(一財)消防試験研究センター各道府県支部及び関係機関・各消防本部にお問い合わせしてください。
窓口にて無料で願書を配布しています。
費用は4500円です。
ここで提出する願書に添付する顔写真が、合格後に使用する免状の写真となりますので、できれば人に見せられる写真の方がいいです・・・
受験日は?
各都道府県によって違いがあります。
だいたい地方でも年に2~6回程受験日があります。
東京だけはほぼ毎週あります。
合格後の事を考えると住んでいる地域で受験した方がいいです。
理由は後述します。
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受験内容は?
マーク方式で、五肢択一式です。
時間は2時間になります。
どうやって勉強するの?
人によって合う勉強方法があるんですが、一番簡単な勉強方法を教えます。
ズバリ、問題集の丸暗記です。
信用できる問題集を用意して、後は最初から最後まで全て暗記しちゃうだけ。
ちなみに私はそれだけで一発合格しました。
試験日前2週間くらいから、1日2時間くらい問題集を広げて暗記しました。
何故丸暗記したのかというと、実は理数系苦手なんです・・・(笑)
生涯学習とかでよく高い講習費払って危険物の資格合格!!ってチラシありますが、あんなの使わなくても問題集1冊だけ買えば合格しますから、騙されないでくださいね!
私でも合格できたので大丈夫です。
ちなみに、向学院で出している問題集がわかりやすく私の一番オススメです。
合格したら?
免状交付申請の手続きをします。
これをしないと危険物取扱者の免状(免許)は届きませんので、合格したらすぐに行うようにしてください。
試験結果通知書に記載してある書類を手数料2900円分の収入証紙とまとめて各道府県の消防試験研究センターに郵送・もしくは直で持っていきます。
何かしら手続きをする時は受験した地域にある消防試験研究センターで行います。
もし直接センターに行かなければならない時の事を踏まえ、住んでいる地域で受験する事をオススメします。
免状は後に郵送で届きます。
免状更新は10年毎に
特に本籍や氏名などの書き換えがなければ、10年に一度免状の書き換え通知が届きます。
合格した時と同じく、必要書類と手数料分の収入証紙をまとめて各消防試験研究センターに郵送すればOKです。
まとめ
受験資格も必要なく、比較的低料金で受験ができる危険物取扱者の乙4。
受験内容もあまり難しくなく、お仕事や家事の片手間でできますよ。
持っていると何かと便利なので、興味を持ったら是非取得してみては?
新しい世界が広がるかも!