不動産業界では年2回の決算があることはみなさんご存知かと思います。
その決算に合わせておうちを購入される方も少なくないでしょう。
さて、9月と3月。
どっちがお得かアナタにはわかりますか?
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9月決算に合わせて購入した例
実際に身近で9月決算時に建売住宅を購入された方がいてお話を聞く機会があったのですが、
いくらかの値引き
全部屋カーテンレール
全部屋エアコン
という非常に羨ましい状態で契約できたそうです。
私の検索している地域でも、9月を目前とした8月には、既に全物件一斉値下げしておりました。
その額、160万円。
なかなか大きい額ですよね!!
3月決算はどうなの?
これは私が検索している地域の話ですので、他の地域では異なるかもしれません。
しかし、大手パワービルダーの建売物件ですので、だいたいどこも同じなのではないかと推測します。
2月に完成予定の物件、完成と同時にまず200万値下げしました。
更にそれから一ヶ月も経たずして、なんと更に200万の値下げ!!
計400万円の値下げとなりました。
その他物件も、300万、400万、ポンポンと簡単に値下がりしておりました。
何故早い段階から値下げするの?
建売住宅は買い手が付かない状態で建築着工します。
売主であるハウスメーカーや不動産会社としては、完成と同時に売れているのが理想なのです。
次々と建売住宅を建設しているわけですから、物件は早々に消化していきたいですよね。
また、物件完成後は内見の為にハウスメーカーで電気や水道を契約しています。
夜に内見する場合もありますし、水道がキチンと使えるかもわかりますからね。
完成物件を所持している期間、固定資産税もかかります。
売れない期間が長ければ長いほど、ハウスメーカー側にとってはマイナスになるのです。
そして決算という事もあり、簡単に値下げしていくのだと思います。
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新築物件でも1年経つと・・・
いくら新築でも建ててから1年経過してしまうと、売主は新築物件といえなくなるのです。
建ててから一年経過した物件は、なんと、新築といえども未入居の中古物件扱いになるのです。
売主であるハウスメーカーにとっては売れない期間はデメリットでしかないですね。
そして実は、デメリットがあるのは売主だけではありません。
家には購入後不具合が見つかった場合に保証で直してくれる、瑕疵担保責任というハウスメーカーの保証がある事がほとんどです。
新築物件にはこれが10年付きますが
中古物件扱いになる、築1年経過後の物件には瑕疵担保責任期間が2年しか付きません。
一年経過して安くなった物件を手に入れるのはお財布にも優しいですが、もし万が一何か欠陥が見つかったら・・・
という事を考えると、瑕疵担保責任期間が10年ある新築のうちに購入した方が安心かと思います。
もし一年以上経過した物件を買うのなら
ホームインスペクション(住宅診断)を入れると良いでしょう。
お金はかかりますが、瑕疵担保責任期間が短い物件なら安心料として払う価値はあると思います。
建築物の規模により違いはありますが、5~15万円前後でできるようです。
ムリに値下げ交渉はしない
なんて、上から目線で値下げ交渉なぞしてはいけません。
ハウスメーカーも不動産会社も早く売りたいのは事実です。
でも、あからさまにイヤな態度をとられると、売りたくなくなります。
態度の悪い人には家は売ってくれません。
門前払いされる事もあります。
売買契約や住宅ローン審査など、これから何回かは顔を会わせなくてはならないのですから、現状の値段から更に値下げ交渉をしてもらいたい場合は、紳士に対応しましょう。
まとめ(個人の感想として)
決算に合わせて買うなら9月より3月の方がお得
建ててからもうすぐ1年な物件は早く売りたいから狙い目
更に値下げ交渉したいのなら、きちんとした対応を
いかがでしたか?
これから建売住宅を購入される方のヒントになれば幸いです。
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